千寿製薬株式会社

企業データ(2013年5月現在)

社名 千寿製薬株式会社
本社所在地 大阪市中央区平野町二丁目5番8号
電話番号 06-6201-2512
代表者 代表取締役社長 吉田 有宏
URL http://www.senju.co.jp/
設立 1947年(昭和22年)4月
資本金 14億1,550万円
従業員数 829名(2012年3月時点)
事業内容 医療用・一般用医薬品およびコンタクトレンズ用剤の製造・販売

眼科専門の医薬品メーカー千寿製薬

千寿製薬は眼科薬に特化した医薬品メーカーです。千寿製薬という名前は知らなくても、「マイティアCL」は知っているという人も多いのではないでしょうか?そんなマイティアCLでおなじみの千寿製薬ですが、一般用医薬品の売上比率は、高くありません。売上の8割は医療用医薬品で成り立っております。

希少疾病用医薬品の開発にも注力

千寿製薬では、眼科の医薬品の他に、希少疾病用医薬品の開発にも力を入れております。希少疾病用医薬品は、オーファンドラッグとも言われておりますが、その名の通り、希少な病気のための医薬品です。希少な病気であるということは、利用する患者が少なく、採算が合わない可能性も高くなります。希少な病でも困っている患者がいれば、開発に取り組むという姿勢は、千寿製薬の経営姿勢を表しているのではないでしょうか。

俯瞰的アプローチ

マイティアCLで有名な千寿製薬は以外にも、一般用医薬品ではなく、医療用医薬品の分野でほとんどの売上を立てています。医薬品メーカーにおいて、こうした企業は珍しくありません。チョコラBBでおなじものエーザイやポカリスウェットでおなじみの大塚製薬も一般用医薬品ではなく、医療用医薬品の分野で多くの売上を立てています。

にもかかわらず、莫大な広告予算を掛けてテレビCMなどを展開するのは、直接的な売上ではなく間接的な売上を見込んだイメージ戦略なのでしょう。イメージ戦略は、事業展開そして採用活動において非常に重要な要素です。知名度のない企業が、優秀な人材を確保するのは非常に困難ですから、知名度を高め信頼を得るという点において、一般用医薬品を広く流通させることが大切です。